2008年01月21日

派遣会社と二重派遣


----【PR】-----------------------------------
 ★このブログが書籍化されています!★

 ■こまった派遣〜としぞう〜
 ■ハケンガシゴト〜としぞう〜
--------------------------------------------
★「僕の(私の)出会った人々の逸話」
  随時募集中!⇒ryuga825@hotmail.co.jp
  お仕事相談も気軽にメールくださいね!

ランキングに変動!?
 ↑全ランキングだと500位ぐらいです。(登録ブログ45万以上?)

-----------------------------------------------


いや〜、ご無沙汰しています。
先週末から出張でバタバタしてました。

しかも、もしかしたら
転勤とかあるかもしれないとのこと。

また転勤ですか!?
やっと慣れてきたのに・・・。

まぁ、でも、新しい出会いがあるかも。
ぐっふっふ・・・・あ。
そんなやらしい気持は全然ないですよ!
ほんと・・・。


こ、こんにちは・・。
としぞうです・・・。


さ、さて。

今日はちゃんとした派遣のお話。
「二重派遣」ってなんだろう?
ってご質問を受けましたので、答えてみたいと思います。


これ、結構見抜くの大変なんですよ。
また、派遣スタッフの人は注意してくださいね。
僕の知っている限りですが、人材不足の業界では、
頻繁に耳にしますからね・・・。


(予約記事です、今回は。)



ランキング上位ですか?←なんとかなりませんか?

二重派遣とは、言葉通り二重に派遣することです。

そしてこれは派遣法という法律で禁止されています。


二重派遣が禁止されている背景の説明は
非常に長くなりますが、お付き合い下さい・・・。
(※あくまで僕の知識の中での見解ですので、
  多少ニュアンスの違いがあるかも・・・。)


もともと、日本では人材派遣業は禁止されていました。
現に今でも基本的に人材派遣は全面的に禁止されています。


【職業安定法第四十四条】

何人も、次条に規定する場合を除くほか、
労働者供給事業を行い、又はその労働者供給事業を行う者から
供給される労働者を自らの指揮命令の下に労働させてはならない。



この法律ができた背景には
人身売買が横行していた近代社会前の
時代背景が大きく影響
しているんですね。


ハローワークしか企業に人を紹介できなかった時代が
長く続いていくわけですが、昭和42年頃に
日本で初めて人材派遣会社が誕生してきます。
【ラクラクお仕事検索】マンパワーの派遣情報サイト★

そう、マンパワージャパンが上陸します。
でも、最初はマンパワーも人材派遣とは言わず、
「事務処理請負サービス事業」として運営していきます。

職業安定法第四十四条に触れないよう、
業務請負として仕事を始めたわけですね。

派遣法が設立される20年も前の話です。


この流れが昨今新聞でも賑わいをみせる
偽装請負を助長していったのかもしれません。


事務処理を請け負うこと自体は違法じゃないんですが、
事務処理をする人だけを会社に出すのは違法なんですね、もともと。


で、そのマンパワーが人材提供を始めたころ、
言わずと知れた高度成長期の日本は、人材不足に悩みます。

猫の手も借りたいほどどの企業も忙しく、
人材の確保に苦戦をしているなか、

「どこよりも早く人を集めてくれる会社がある!」

ってことで急速に「事務処理請負、構内請負」と呼ばれる
現在の派遣会社の走りが頭角を現してくるようになります。
(パソナ、テンプスタッフなどもこのころ発足)

「人を紹介すれば儲かる!」


なんて輩が出てもおかしくない中、
まっとうに人材提供を行う会社もあれば、
貧困層や借金に悩んでいる人たちを安価で雇い入れ、
企業に高値で売り捌くかのような会社も横行しだします。


そこで、それまで野放しだった(←これもおかしいけどね)
人材提供を行う会社に対しての法律である
派遣法が制定され、人材紹介、人材派遣が
職業安定法第四十四条の例外として認められるようになります。
(人材派遣は現在、免許がないとできないようになっています。)


実際、20年もかかっちゃっています。
法律を制定するまでに・・・。



ところで、派遣会社の利益というものは
派遣スタッフの稼働時間から発生します。

そして、その利益率の設定は法律で定められていません。


一般的に商売は

「売値」−「仕入値」−「必要経費」=「利益」 です。

これは資本主事社会の中では自由に設定できます。

100円で仕入れて、10万円で売ってもありです。
100円で仕入れて、10円で売ってもありです。

100円で仕入れて、10万円で売ったら詐欺だろ!?



答えは、「ノー!」です(苦笑)



双方が納得すればありなんです。
商品の説明をしっかりとして、納得して購入してもらえば、
100円の仕入れ値のものを10万円で売ってもありです。



たとえば、化粧品。

化粧品メーカーで製造された化粧品は、
化粧品会社から売りに出された金額の
倍から数倍の値段で末端の消費者の手に渡ります。


たとえば、自動車。

これも工場で生産されて一般の消費者の手に届くまでには
おおよそ倍以上の値段になっていることがほとんどです。


皆さんも知っているように、
「流通」という形態の中で「経費」が発生しています。
(※ただし、金額が高騰しないよう、また、流通業界に負担をかけないよう
  希望小売価格としてメーカーもあるていど金額を設定しています。
  しかしこれも、ディスカウントストアの台頭などにより、
  メーカー側は出荷価格を設定し、販売価格は各小売店に任せる
  オープン価格に変動しつつあります・・・。)

また、「店舗装飾」などで消費者の意欲を促すなど、
商品を販売するための土台も必要となります。
(ネットショップではある程度おさえられるものの、
 それでも原価に流通経費はのっかってくるものです。)


物の価値を高めるのは、その物の品質であったり
ブランドであったり、流行であったりと様々です。

また、消費者もその商品のブランド、品質、流行などに
心理的に、また、外的要因(メディア広告など)から納得し
購入を決意していきます。


だから、仕入れが100円で売値が10万円のものでも(←結構あるんだって)
その価値を納得して購入していくわけなんですね・・・。


無論、それ相応の経費もかかっちゃいますしね。




ところが、「労働力の提供」はそうはいきません。
当たり前ですが、労働力の提供をするのは人です。

100万円の仕事をしているのに、給料100円じゃね・・。

でも、人材派遣を例外として認めた以上、
また、資本主義社会の日本である以上、
派遣会社だけにその縛りをするわけにもいきません。

かといって、人材への不利益を増やすわけにもいきません。


そこで、二重派遣を禁止したんだと思います。(←これは推測ですけど)


人材提供自体が日本の法律で禁止されている中、
例外的に人材派遣を行うことを許可された派遣会社は、
人材を提供することで利益を上げるわけですが、
そこで余計な経費をかけて人材への負担を
増やしてはならないということでしょう。

一般的な商売と違い、流通などで経費がかさむことはないものの、
二重派遣、三重派遣などが横行してしまうと、経費がかさみます。

また、請負とは違い、仕事への対価ではなく
労働力の供給による対価であるために、人道的に批判が多くなりがちです。


3000円もらって、

派遣会社Aが500円抜いて

派遣会社Bが500円抜いて

派遣会社Cが500円利益を上げ、

実際の派遣スタッフには1,500円支払う。



派遣会社AとBは、何の仕事もせず、時間500円利益を上げます。


単純に何の労働もせずに、利益を上げます。
これだと、戦前の労働力提供による搾取と同じ。

二重派遣が禁止されている最大の理由です。


基本、商売が自由にできる資本主義社会において
例外的な業務を行う人材派遣業界は、派遣法という
労働基準法から派生した法律の中で仕事をしなければなりません。

労働基準法の最大の目的が、労働者の保護である以上、
二重派遣は絶対にやってはならない違法行為になっているのです。



個人的にはいろいろと思うこともある二重派遣ですが、
現行の日本の法律では一切のことが禁止されています。


が、実情はというと・・・。



長くなるので、次回(苦笑)






スポンサードリンク

人気ブログランキング
みなさんの応援が僕のやる気の源です!応援のクリックをぜひともお願いします!

メルマガやってます!
実録!派遣会社の裏の裏!そのまた裏のつぶやき!?

 
Posted by としぞう at 11:10│Comments(11)TrackBack(1)

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/ryuga825/51204714
この記事へのトラックバック
人気の派遣会社がすぐにわかる!派遣会社の口コミとランキングのことなら!
派遣会社のランキングと口コミのことなら!人気・評判の派遣会社を徹底比較!【派遣会社口コミ人気ランキング】at 2008年02月18日 12:12
この記事へのコメント
はじめまして。
以前、日雇い派遣のA社で仕事をした時に
「現場ではB社から来たと言ってください」と言われました。
その現場にはB社の派遣さんもいたんですけど、その方の方が時給よかったんです(x_x)
…これが二重派遣??
Posted by cube at 2008年01月21日 11:37
あら?違うとこ来ちゃった?ってくらいマジメな内容。
お疲れ様です。としぞうさん。

>cubeさん
それ、思いっきり二重派遣でしょう。

二重派遣とか偽装出向とか、ワケわかんないですね。
Posted by ピロシキ at 2008年01月21日 14:55
はじめまして。
私にもcubeさんとまったく同じ経験が!
当時は分かりませんでしたが、怪しい……とは思っていました。

ところで、私は保険会社に勤めているのですが、
今日、普段としぞうさんがおっしゃるような雰囲気の
典型とも言える人が突然現れ
「仕事紹介はここですか?」と訊かれました……。
派遣会社と保険会社。
響きは似てるけどそんなまさか。
間違いの真相は謎ですが、こんなこと初めてです。
Posted by nana-sea at 2008年01月21日 21:45
私も数年前に二重派遣の経験があります。
当時はあまりよくわかりませんでした。
二重派遣のことがマスコミで騒がれるようになってから、「あれは二重派遣だったんだ!」と気づきました。

今はどうやら止めたみたいです。
Posted by Michi at 2008年01月21日 23:06
>現場ではB社から来たと言ってください

そういえばそんな現場あったなぁ。
まぁ現在は営業停止処分中の某全国規模の派遣会社でのことですがねw

たまにのこういう真面目なお話も参考になっていいですね。

ところでこれは、派遣会社自体を2つ以上経由してはダメ、ということでしょうか?
Posted by ごま at 2008年01月22日 03:06
お久しぶりです。

前コーディとして働いていた派遣は二重派遣ザラでしたね・・・
某大手派遣会社Sとか、中堅のHとかから依頼が来て、案件にあったスタッフを紹介したり、逆にうちに紹介してもらったり。
派遣先はA社でも、いざ契約書を見てみたら在籍はB社だったり。

実際勤務してビックリしたのは媒体からの営業電話だけでなく、同業からの営業電話も多かった事ですかね。
うち本社がIT系だったんで、技術者紹介しますよ〜とか逆に紹介して下さいとかが多かったですが。

紹介案件でもそういうのありました
うちは紹介案件あまりなくて、ほとんどが紹介会社から依頼された案件ばかりでした
Posted by ねこばす at 2008年01月22日 07:42
はじめまして。
二重派遣という言葉は始めて聞きました。
私もこれから派遣会社に登録を考えているのですが、
気をつけようと思います。
勉強になりました。
Posted by じう at 2008年01月22日 21:44
>cubeさん

はじめまして!
微妙なんですけど、たぶんとしか・・・。
契約書がちゃんとあれば確認できるんですけどね・・・


>ピロシキさん

あはははw
たまにはこんなんも^^;

cubeさんのパターンはほぼそうでしょうねw
まぁ、実質ってことで、契約は請負なんてこともw
Posted by としぞう at 2008年01月25日 00:42
>Nana-seaさん

あはははw
たぶん本気でそう間違えたんだとw

そんな人多いですからねぇ・・・(笑えないけど)


>Michiさん

現在はまっとうなところはしないですよ、明らかな二重派遣はw
でも、契約でごまかしてとかはまだまだあるみたいです・・。
素人さんには難しいかもしれないですね、見抜くの・・・。
Posted by としぞう at 2008年01月25日 00:44
>ごまさん

あったんですよね、かなり^^;
とくにそのへんの会社さんは・・・。

簡単にいうとそういうことですね。


>ねこばす

おぉ!ご無沙汰です^^
ITは多いですね。派遣じゃなくて請負契約ですけど。
あの世界はちょっと特殊で微妙なラインなんですよね、ほんと。
Posted by としぞう at 2008年01月25日 00:46
>じぅさん

はじめまして!
二重派遣で罰則はとくにスタッフさんはないのですけど、
二重派遣の問題は、スタッフさんへの給料原価が減ることと
労災などの事故の際の責任問題があいまいになりがちって
ことでしょうか・・・。

気をつけてみてください^^;
Posted by としぞう at 2008年01月25日 00:47